皆さん自分が普段どのような「呼吸」をしているのか意識したことはありますか?
口で呼吸している人が多いのではないかと思います。
何を隠そう私自身も口呼吸メインでずっと生きてきました。
そんな私が歳を重ねるにつれ、自身の原因不明の頭痛やダルさで悩むことになり、生活習慣をいろいろ見直していた結果、
バカにできないと気付いたのは「呼吸」です。
ここでは、呼吸の概要から、身体に悪いと言われる「口呼吸のデメリット」、また自身の経験に基づく具体的な改善方法を解説させていただきます。
目次(タップすると飛べます)
そもそも呼吸とは?
呼吸の種類
呼吸には2種類あります。
「鼻呼吸」と「口呼吸」です。
人間にもともと備わっていたのは「鼻呼吸」と言われています。
鼻呼吸の特徴
空気が鼻の穴の中を通る際、細かい毛や粘膜などがフィルターの役割を果たすため、ウイルスなどをカットします。
その結果、空気が体内部に取り込まれるときはキレイになっています。
また、鼻は「天然のマスク」とも言われています。
![](https://healthy-investor7.com/wp-content/uploads/2020/09/coronavirus-4914026_1920-1024x576.jpg)
コロナ対策として、鼻呼吸を勧めている地方自治体もあります。
⇒例:愛知県江南市 : https://www.city.konan.lg.jp/hoken_center/1006499/1007559.html
口呼吸の特徴
対して、「口呼吸」とは進化の過程で後から出てきた後発の呼吸法です。
本来、口からつながる食道と、鼻の気道は別の器官であり、それぞれ繋がっておりません。
ところが、人間の進化の途中、二つの器官が交わってしまったことにより、口呼吸「も」できるようになった
のです。
![](https://healthy-investor7.com/wp-content/uploads/2020/09/smile-122705_1920-1024x582.jpg)
口呼吸のデメリット
免疫力の低下
口呼吸では、鼻(=フィルター)を通さないで、直接空気が体内に取り込まれます。
ほぼ無防備のため、埃や細菌、ウイルス等の異物が体内にそのまま入ってしまう可能性が高いため、風邪をひいたり、ウイルスに感染しやすくなります。
口の中の病気の原因(虫歯、口臭、歯周病)
口呼吸では口を開けっぱなしにするため、口の中が乾燥し、唾液が減ります。
唾液には単に食べやすくするだけでなく、口を通して外部から入ってくる細菌などから体を守るという重要な役割があるため唾液が減ると、むし歯・歯周病のリスクや口内炎や口臭など口腔関連のトラブルに繋がります。
外見への悪影響(顔のたるみ、歯並びetc)
口をいつも開けっぱなしにしていると顔の筋肉が衰えます。その結果、顔のたるみや、前歯が押し出されて出っ歯や受け口になりやすく、歯並びもガタガタになりやすいと言われています。
特に小さいお子さんは成長途中のため、注意が必要です。
また口呼吸では代謝も落ちると言われており、脂肪の燃焼率が落ちた結果、痩せにくくなり、体型維持も難しくなります。
いびき
日中に口呼吸をしている人は、夜寝ているとき、いびきをかいている可能性が高い
です。
それは、口をあけて寝ていると舌が後方に落ちて気道をふさぐためです。
集中力低下
口呼吸では、酸素の摂取量が少なくなるため、脳に十分な酸素が供給されず集中力が低下します。
口呼吸の改善方法
万病のもとである口呼吸を改善するには、人間本来の鼻呼吸に戻す必要があります。
ではどうやって、鼻呼吸に戻すのか、ここでは具体的に3つほどご紹介します。
【改善1】口を閉じて、鼻で呼吸することを強く意識する
まず今すぐできることとして、口で呼吸していることを自覚してみたら、口を閉じましょう。
口を閉じてしまえば、鼻で呼吸せざるを得なくなります。
お金もかからず、今すぐにでもできるので、まずやってみましょう。
【改善2】あいうべ体操
あいうべ体操は、「あ~」「い~」「う~」「べ~」と口を動かすだけの簡単な体操です。
声は出さなくてもかまいません。大きく口を動かし、ゆっくりと行うのがポイントです。
①「あ~」と口を大きく開け、1秒キープ。
②「い~」と思い切り横に口を広げます。これも1秒キープ。
③「う~」と唇をとがらせて、大きく前に突き出し、1秒キープ。
④「べ~」と舌を出します。前に出すのではなく、顎先に向かって伸ばすイメージで、1秒キープ。
![](https://healthy-investor7.com/wp-content/uploads/2020/09/新しいビットマップ-イメージ.bmp)
⇒これを10回繰り返します。10回を1セットとし、1日に3セット行うと効果的。
【改善3】鼻呼吸テープ(睡眠)
呼吸は起きている時だけでなく、睡眠時も実施しています。睡眠時の対策としては、「鼻呼吸用睡眠テープ」をお勧めします。
比較的安価で買えます。また鼻呼吸の習得はいびき対策としても有効なため、いびき防止テープとして使われる方も多いようです。
【改善4】レブナマスク
より短期間で、鼻呼吸を身に付けたいのであれば、私が一押ししたいのはレブナマスクです。
レブナマスクは「取り戻せ呼吸を!」テーマに、産学官連携により研究開発された鼻呼吸への矯正と呼吸負荷を目的としたトレーニングマスクです。
体のコンディションを気にしているトップアスリート(例:ボクシングの井上尚弥選手)のほかに芸能界ではEXILEのAKIRAさんといった幅広い方に愛用されています。
私がレブナマスクを知ったのは、テレビ朝日の「激レアさんを連れてきた」で、40歳でプロ契約を締結したJリーガー安彦選手が出演された回を見た時です。
体のコンディションを取り戻すための秘密兵器として、入浴時も寝る時も、レブナマスクを24時間身に着け、トレーニングに取り組んだ結果、短期間で20代の身体を取り戻した…と話していたのを聞いて、即Amazonでポチっとしてました。
私はこのマスクをつけながら、テレビを見たり、ラジオ体操やウォーキング、その他、掃除など家事の時も身に着けています。
鼻では吸うことしかできず、口では吐くことしかできないため、慣れていない当初はとても苦労しましたが、最近はだいぶ慣れてきました。
頭の中に短時間で空気が行き渡る感覚(スッキリ感)があり、大変気持ちいいです。
短時間で鼻呼吸を身に着けたい方のほかに、日々の運動を短時間で効率的に行い方にもおススメです。
まとめ
普段意識していない呼吸が身体に与える影響は私たちが思っている以上に大きいです。
今日、今この瞬間から「口呼吸」を「鼻呼吸」へ戻し、「人間本来の健康状態」を取り戻しましょう!
参考
【体のめぐりを良くする】鼻トレで正しい鼻呼吸を!
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