最近新型コロナウイルス感染症と共に、在宅勤務といった言葉を目にする機会が増えてきました。
実際に在宅勤務制度を活用している方も急激に増えています。
新しい働き方の選択肢ができたという点で良い傾向だと思いますが、一方で在宅での勤務時間中に
「集中できない」
「肩コリが激しくなった」
「腰が痛い」
「太った」
など悩みを抱えれている方が多いのが現状です。
本記事では、「在宅勤務ってそもそも何なの?」といった話から、在宅勤務を6か月間取り組んでみた結果、辿りついたおススメの習慣まで、皆様へご紹介させていただきます。
目次(タップすると飛べます)
在宅勤務とは?
会社に所属しながら自宅を拠点として仕事を行う勤務形態のことをいいます。
インターネット等の情報通信を活用した時間・場所にとらわれない働き方のことを「テレワーク=リモートワーク」といいますが、在宅勤務はその中の一種になります。
在宅勤務のメリット
無駄な問い合わせが減る
会社で業務をしていると、問い合わせを受け、作業中断する機会が多いと思います。
本当に自分が受けるべきものであれば健全ですが、無駄な問い合わせ(調べれば誰でもわかるものであったり、そもそも自分が担当ではない)も多いです。
在宅勤務では無駄な問い合わせが一気に減るため、自分でコントロールできるまとまった作業時間を確保することが簡単になりました。
通勤時間がない。
勤務時間の直前まで、自由に時間を活用できます。
また業務終了後もダラダラせず、即自分のプライベートな時間に充てられます。
その結果、今まで通勤に充てていた時間を、そのまま自分がやりたかったこと(運動、睡眠、家事や読書等)に回すことができます。
特に満員電車で毎日通勤していた方にとっては、大きなメリットだと思います。
住む場所の選択肢が広がる
在宅勤務になると、住む場所の選択肢が一気に増えます。
駅近の物件の人気(価格)が高いのはなぜでしょうか?
それは電車を使って通勤や通学する人にとって、駅近物件は利便性が高いからです。
しかし、もし毎日会社に行く必要がなくなったとしたら、どうでしょうか?
駅に行く理由もなくなるため、駅前、駅近に住むメリットが薄まります。
高いお金を払って駅前マンションに住むぐらいなら、駅から遠くても、広くて環境がいい戸建てに住む方がいいと考える人が増えるのは至って自然なことでしょう。
同様に、自宅の最寄り駅として、会社近くの駅を選ぶメリットも薄れます。
仮に週1勤務だったとしたら、新幹線の回数券を買って通勤し、その他は普段は軽井沢や那須の別荘で在宅勤務をする…というような選択をする人出てくるでしょう。
ついで家事がはかどる
日中、家にいる時間が増えると、ついでに家事をする機会が増えます。
例えば、
- トイレに行ったとき、洗濯機の自動ボタンを押して、洗濯してしまう
- 昼休憩時、外にランチを食べに行くとき、ごみ袋を出してしまう
- 昼休憩時、外にランチを食べに行くとき、クリーニングを出せる(しかも平日価格!) or 受け取る
- 昼食を家で食べたとき、前日分の洗い物もまとめてやってしまう
などです。
何かのついでに、少し家事がはかどる。
1つだけ見ると大したことではないように見えますが、これが1週間、1か月、1年となると馬鹿にできない効率化を実現することになります。
在宅勤務のデメリット(問題点)
自己管理が難しい
在宅勤務だと、自分でコントロール可能な時間は圧倒的に増えますが、集中できる時間が増えるとは限りません。
自宅にいると誘惑もありますし、他社に見張られてもいません。
コントロール可能な時間は増えたのに、集中できる時間が減った。
その結果アウトプットの質が悪化した、量が減ったとなれば本末転倒です。
また自身の成長をコントロールするのも自分次第です。
今まで以上に、より自己管理力が問われてくる勤務形態とも言えます。
在宅勤務を最大限活かすコツ
在宅勤務の時間をより充実させるには、コツがあります。
朝起きたら、まず服を着替える。
当たり前のことですが、在宅勤務だとWEB会議などがない限り、必ずしも着替える必要はありません。
そのため、着替えぬまま仕事を始めてしまう人も多いのではないでしょうか。
そんな方に徹底していただきたいのは仕事を始める前に着替えることです。
着替える事の最大のメリットは、気分を切り替えられることです。
在宅勤務時間を充実させるために意識すべきことは、自分の中でON/OFFの切り替えポイントを多く持つことです。
着替えは一番手っ取り早い方法です。使わない手はないと思います。
食事をしっかり取る(朝食・昼食)
食事は抜かない。しっかりとりましょう。その日のコンディションが変わります。
意識すべきポイントは
- 毎日同じ時間に食事をとる(例:朝7:00、昼12:30)
- しっかり噛む(特に朝食時)
- 野菜をしっかり取る
- 米 … 白米よりは、玄米・胚芽米(糖質の代謝を促すビタミンB1が豊富)
- 食パン … 小麦のみの白い食パンよりは、全粒粉パンやライ麦パン(糖質の代謝を促してくれるビタミンB1が豊富)
立ち作業に切り替える
座っていると、血流が悪化します。
在宅勤務で肩こり、首コリがひどくなった、腰が痛くなったという方もいるかと思いますが、
これはオフィスで働いている時より、座り時間が長くなったことに起因している可能性が高いです。
作業時間を立ち作業、スタンディングワークに切り替えるとこの悩みは一気になくなります。
肩や首のコリが取れ、血流が良くなる(=頭から足先まで流れる)ことで、集中力UPだけでなく、姿勢もよくなります。
私は在宅勤務制度が始まり、6か月間色々試した結果、この「昇降式スタンディングデスクとバランスボードをセットで使うこと」がベストとの結論に至りました。
作業の集中力UPしながら、健康維持・改善に繋がっています。
立ち作業の唯一の弱点は、立ちっぱなしになることで、下半身が固まり、疲労が溜まる点です。
スタンディングデスクでの作業中、足元へバランスボードを置くことにより、足首やふくらはぎの血行は良くなります。
さらにバランスボードのメリットしては腹筋や体幹の強化・バランス力向上・姿勢改善などもあります。
スタンディングデスク同様に、在宅勤務と相性がグッズです。
運動を取り入れる
1日3回、以下タイミングで必ず運動を取り入れましょう。
- 勤務前(9時業務開始なら、8:45までの間、10分で構いません)
- 昼休憩時(ランチを食べる前)
筋トレでも構いませんし、ランニングでも構いません。
家の周りを思いっきり2週走るなどでもいいと思います。
私が半年やって身についたお勧めの習慣はランチを弁当屋に買いに行くことです。
昼休憩になったら、近所の公園経由で弁当屋に行くのです。
私は公園に立ち寄り、効率的に鍛えられるHIITトレーニング(※)を5分程度行っています。
※日経ヘルス:1日4分 話題の筋トレ「HIIT」で体脂肪が落ちる
効率性追求オタクである私は、運動効率をさらに高めるために
HIITトレーニング中はREBNAマスクを使っています。
マインドフルネス瞑想
在宅勤務では運動だけでなく、メンタル面も自分で管理する必要があります。
そこでおすすめなのは「マインドフルネス瞑想」です。
「今この瞬間に集中し、ありのままを受け入れる」という考え方に基づく瞑想です。
Google、ゴールドマン・サックス等の大企業の社員研修の一環として取り入れております。
私の場合、たった3分程度やるだけでも、気持ちが落ち着き、頭の中がクリアになる感覚があります。
おすすめなのは集中がきれやすい時間である午後3時ごろ、YouTube動画で「マインドフルネス瞑想」を見ることです。
このような動画が見つかりますので、是非やってみて下さい。
私はこの習慣を取り入れてから気づいたのですが、作業効率が上がります。
動画見た時間分、その後の業務で取り戻すことができるのです。
在宅勤務日の午後、集中が切れてダラダラ作業を続けるぐらいなら、短時間休憩を取り、マインドフルネス瞑想をやってみることをお勧めします。
まとめ
新しい働き方として注目されている在宅勤務は自由度が増す分、どのように過ごすかで大きな差がつきます。
ご紹介させていただいた対策を講じることで、ぜひ充実した時間を過ごしてください!